リハビリ現場において、上司が指導力を高めたいときの効果的な練習方法

マネジメント

皆様こんにちは。

今回はリハビリ現場において、上司が指導力を高めたいときの効果的な練習方法について、自身の経験談から述べたいと思います。

まずはじめに唐突ですが、成長って何だと思いますか?何をもってして成長したと言えると思いますか?

成長を求めているんだけど、結局何をもってしての成長なのかの定義って、普段あまり考えたことがないと思います。

そのため、あえて成長って何だろうと考えてみることをお勧めします。

私は成長については、言語のアウトプットの質が上がること、言語化が上手くなることだと思っています。

部下にリハビリの方向性や問題点について説明する時に、長ければよいわけではないし、言いたいことを的確に表現する能力が大切です。

一つ例を挙げるとすると、ハワイに行ったことがないのに、ハワイの魅力は正しく伝えられないですよね。

同じように臨床の現場では、臨床経験がないのに、患者様のことを正しく伝えられません。

新人のリハビリセラピストは教科書や医学書で学んだ知識で勝負しなければならないため、その学んだ知識と経験の意味づけを橋渡しする必要があると思うのです。

そのため、上司の役割としては、患者様に実際に起こっている病状を的確に説明する能力が、現場では必須であると考えます。

そうした指導を繰り返す中で、上司のアウトプットする力は養われ、指導力を醸成することができます。

◇ここまで指導力をげるポイントについて整理しますと、

・上司としては成長とは何かを考えてみる

・言語化する能力、アウトプット能力の向上を意識する

・向上したアウトプット能力を臨床の経験に意味づけを与える指導に活かしていく

この3つが重要となります。

私は部下指導を通して、「あれ、なんか上手く言語化できるな」ってふと思うことがありました。その気づきはすぐすぐ訪れるのではなく、1年周期でやってきました。感じ方としては、同じ内容を指導していても、

言葉選びや間の取り方まで変化するようになりましたね。

私はふとした瞬間にこのように成長を実感することができました。

皆様の部下指導を振り返ってみてどうでしょうか?

少し振り返ってみてください☆

次にお伝えしたいことは、勝ち筋を描くことの大切さです。

先に述べたように私は、言語化能力の向上をキーワードに掲げました。

というのは、それこそが成長につながるという勝ち筋があったからです。

そのため、普段から自身の指導論の中核には、言語化能力の向上を狙った関わり方をしてきました。

リハビリの現場では、患者様をはじめ、患者様のご家族、看護師、介護士、栄養士、ソーシャルワーカーさんなどたくさんいます。その中で、患者様の現在の状態を分かりやすく伝えていくことは、とっても重要です。

リハビリの申し送りを他職種からみてもすぐに伝わるようなら、すぐに方針を修正できます。

成長につながる勝ち筋を【言語化能力の向上】に据えると、リハビリの計画書やカンファレンスの申し送りを記載する時に、とても気を遣うようになります。そうした中で、上司が素人目線やご家族様目線で部下の書類を確認していくと、普段の業務が成長につながっていくのです。

たかが計画書、たかが申し送りと捉えては絶対にいけません。

そうした上司の意識は必ずよい影響をもたらせてくれるでしょう(^^♪

最初は時間がかかると思いますが、

時間がかかると捉えるのではなく、

時間をかけると捉えてください。

一朝一夕では力はつきません。

根気強く繰り返すことが成長のカギとなるのです。

◇ここまでポイントを整理します。

・指導を良い方向に導くには、「勝ち筋を持つこと」が大事

・言語化能力の向上を勝ち筋に据えると、指導自体が変化する

・計画書、カンファレンス申し送りの作成は、絶好の成長の機会である

本当に大事なことだと思います。

いや~でもなかなかね~と否定的な意見もあるかと思います。

そんな方は、、、

自分の指導の軸って何だろうと問いかけてみてください。

できれば、トイレとか車内とか狭い空間で自問自答してみてください。

そうすると、意外にも自身の中から出てくるものがあります。

そういえば、昔、こういう風に教わって上手くなったなとか、その先生はどういう風にかかわっていたかなとか、

自問自答することで、自分中の軸となるものがでてくると思います。

今回はリハビリ現場において、上司が指導力を高めたいときの効果的な練習方法についてお伝えしました。

言語化能力やアウトプット能力、伝える力をキーワードにお伝えしました。

振り返ると、私はそれらの能力が全くありませんでした。だから仕事や人間関係が上手くいかず、挫折を味わった経験があります。

だからこそ、そうした力が大事なんだなと痛感していますし、言語化能力は一生の武器になるということを確信できました。

学生や新社会人ともなるとコミュニケーションを苦手な人も多いかと思います。そうした中で上司が言語化能力を鍛え、リハビリという仕事にさらなる魅力や希望を持ってもらえるような関わり方ができたら、本当に素敵な世の中ができると思います。

このブログが指導で悩まれている方のお役になれれば幸いです。

失敗してもいいんです☆

共に成長していきましょう(^^♪

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

本日の格言

 言語化能力の向上は人生を豊かにする

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