書籍紹介「あなたと会うと元気になる」といわれる人の共通点

皆様、こんにちは。

本日は人間関係で悩まれている人にぜひ読んでほしい一冊を紹介します。

それはこちら☆

「あなたに会うと元気になる」といわれる人の共通点

斎藤茂太　著　新講社

です。

この本は、どんな方に読んで頂きたいかというと次のような方です。

1　シンプルにあなたに会うと元気になるといわれたい方

2 人間関係に悩んでいて、自分のどういうところが至らないのか振り返りたい方

3 ドラマみたいな感動的シーンをきれいごとでしょと切り捨て、人生に半ば冷めている方

です。

この本のタイトルに引っかかる方って、おそらくポジティブ思考であり、前向きな方だと思います。

しかし、あえて人生を斜に構えていると思っている方に読んでほしいと思った本であります。

うまくいってないときってうまくいかない暗示を自分にかけていると思うんですね。

頭の中でぐるぐる批判的なよろしくない言葉が反芻するときって、人間だれしもあると思います。

だからこそ、脳と心に栄養を注入するという意味でも、今回紹介する本を読んで、

ネガティブな思考を中和してほしいと思っています。

あなたに会えて、元気になるって素敵なことだと思いませんか。

さて、本題に入っていきます。

著書の斎藤茂太さんは歌人で有名な斎藤茂吉の長男だそうです。かつ精神科医でもある方です。

構成は8章に分かれていて、それぞれ

・そっと手を差しのべる人

・何かに夢中になれる人

・笑顔が似合う人

・覚悟のある人

・安心感のある人

・メッセージのある人

・晴ればれといきる人

・実現してゆく人

という章に分かれています。それぞれの章からさらに細かく章分けされていて、とても読みやすい構成となっています。

そのため、目次をみて読みたい章から読むのもおすすめです(^^♪

私は特に印象に残った章は、

・笑顔が似合う人の章の中にある、「あなたが大切な人」と伝えるのが挨拶である」という章です。

もうタイトルを見ただけで、言葉の美しさ、すばらしさが伝わってきます。

なぜ、この章が印象に残ったというと、実は最近私のことを大切な人だといってくれた人がいたからです。私は元来、集団で何かをするということは苦手で、あまり群れない人間でした。だから、人から大切な人と言われた時は、照れくさいというよりも衝撃が走ったのです。私ももちろんその人は大切な存在ですし、だからこそものすごく尊さを感じることができました。

著書の中に

【挨拶というのは「あなたは大切な人」という思いを伝える行為である】（P80）と記されています。

おそらくそのことがなかったら、へぇ～ぐらいの理解で終わってしまったと思います。

大切な存在から大切な人と言われる奇跡がなかったら、本当にこのブログも書いていないと思います。

私は読書が好きで、図書館はよく行きます。図書館には漫画もおいてあって、手塚治虫先生のブラックジャックが大好きなのです。

ふと思ったのです。

仮に私がブラックジャックの漫画の世界に入って、重い病にかかってしまってブラックジャックに治してほしいと依頼して、ブラックジャックから、

「治る確率は10％だ。治ったあかつきには手術代100億頂こう」といわれたら、どうするか。。。

私なら即決する。

私はブラックジャックにこう言うだろう。

「先生お願いします。私には大切な人がいる。必ず生き抜いて大切な人を守りたいんです。」と。

綺麗事と捉えられるかもしれませんが、心からこう思っています。