前回は3ポイント勉強法を紹介しました。
今回は自己分析表のマス目の②に該当する人に対して効果的な勉強法について解説していきます。
その名も「○○といったら勉強法」です。
暗記力が弱い人は記憶がどうしたら定着するかから入ると良いです。というのも何かうれしいことがあった日、反対に悲しいことがあった日というのは忘れないですよね。天災があった日や何か大けがしたときとか意外と鮮明に記憶しています。そういうのをエピソード記憶といいます。これはものを覚えるときもこんな語呂で覚えたなとか模試で間違えちゃったところだなとか何か記憶に残るエピソードがあると良いのです。例えるとCMのキャッチコピーなんかは我々の記憶に刺さるすごい手法だと思います。いかに自社の商品を消費者に根付かせようかPRしているわけだですが、脳科学的にも的を得ているということです。
ニトリのCMでは お値段以上~ニトリ♪♪ とキャッチコピーがあるのと一緒で、それを勉強に応用したのが「といったら勉強法」です。
医療系の学生が病気を覚える勉強をしている風景をイメージしてほしい。仮に認知症について学ぼうとしようとしたとき、認知症といったら①・・・ ②・・・ ③・・・ とまずは3つ確実に覚える。これを繰り返すことで次の4つ目5つ目が覚えられ、国試での選択問題にも対応できると言うことです。「なんだ、まず3つで良いんだ、やってみよう」と思った人、反対に「3つで本当に良いの?」と半信半疑な人に分かれると思います。後者の人ほど勉強はしているけれど中々点数に結びつかない傾向にあると感じます。なぜならあれもおぼえなきゃ、これもおぼえなきゃ状態になるため、結局記憶が定着しないのです。
また、具体例を述べると、「レビー小体型認知症といったら、幻視」(視覚を司る後頭葉が障害されるためと関連付けて覚えるとなおよし!)みたいな感じです。他の分野でも応用していってほしいと思います☆
この「3」という数字は重要で、仮に頭のメモリー容量が3つしか受け入れないとしたら何をいれるかと頭が勝手に判断してくれるため、自然と重要度の優先度が高い知識を取捨選択してくれます。
あともう一つのメリットは精神的に楽なため、継続しやすいです。国試勉強は非常に長期戦でありますし、ましてや専門学校生となると大きな試験を受けてきた経験がないため、結局あれもこれも思考に陥りがちな傾向にあるのではないでしょうか。
まとめると、
1 勉強する病気の特徴を「○○といったら浮かぶものを3つ挙げよ」と自分に投げかけ、知識を整理する。
2 実際の国試問題を解いてみて、復習を繰り返し、最終的には○○といったらこれというものを5つ挙げられれば、それを完全に理解したと捉えて良い。
こうした作業を病態や解剖の分野で整理していきながら、知識を蓄積していくと良い結果が確実に得られます。試験直前になってみても、これといったらこれとこれとこれという流れで復習できるため、非常にシンプルで分かりやすいです。
あれもこれもになってしまうと不安が募るばかりなため、「認知症といったらこれとこれとこれ」、「多発性硬化症といったらこれとこれとこれ」
てな具合に整理しておけば万事OKです☆
ね、シンプルでしょ(^o^)
ぜひ試してみてくださいね!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました☆
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